この記事はこんな方におすすめ!
・健康のためにホットフルーツを始めたい
・おすすめのホットフルーツが知りたい
「フルーツを食べたいけど体が冷えそう…」
「冬でも果物を美味しく食べられる方法ってないのかな…」
「1日のフルーツ摂食量目安は200g、多くない…?」
この記事は、冬にフルーツを避けてしまいがちな人にぜひ読んで欲しい記事です。
目次
ホットフルーツは魅了がいっぱい
フルーツは美容・健康によい食べ物として知られていますが、温めるとさらに高い効果をもたらすってご存知でしたか?
フルーツを温めたり焼いたりすることで甘さがグッと増して美味しくなるのはもちろん、
・アンチエイジング
・デトックス
・腸内環境の改善
・ダイエット効果
・血流の改善、血管力のアップ
・免疫力アップ
など魅力がたくさんあります。
寒い冬に冷たいフルーツを食べるのに少し抵抗がある方は、ホットフルーツにしてしまいましょう!
ここでは、ホットフルーツのおすすめ3選と、レシピを分かりやすく説明していきます。
おすすめ① : ホットバナナ
ホットフルーツのなかでも、イチオシはホットバナナです。
加熱することで、
・抗酸化作用が高まり、アンチエイジング効果が期待できる
・加熱によるフラクトオリゴ糖の増加で、腸内環境が改善される
このような効果が!
バナナはもともと栄養価の高い食べ物として有名ですが、加熱することでさらに魅力が増します。
抗酸化作用が高まり、アンチエイジング効果が期待できる
バナナには、ビタミンB2やビタミンB6、ナイアシンが多く含まれており、これらは美肌をつくるのにとても大切な成分で、もともと多く含まれており美肌のために積極的に取り入れたい食材です。
もともと栄養価の高いバナナですが、加熱してホットバナナにすることで、抗酸化作用が高まりシミやシワができるのを予防してくれるため、アンチエイジング効果が期待できるのです。
抗酸化作用とは?
活性酸素を抑える働きのこと。
人は酸素を吸って生きていますが、酸素を体内に取り入れる際に酸素の一部が他の物質と結びついて活性酸素になる。
この活性酸素が増えると、
・動脈硬化
・がん細胞の増加
・シワやシミが増加
・細胞の老化
などの原因になってしまいます。そんな活性酸素の働きを抑えてくれるのが抗酸化酵素。
わたしたちのカラダはもともと抗酸化作用が備わっているのですが、20代をピークに低下してしまうため抗酸化作用をもつ食材を積極的に取り入れることが大切。
加熱によるフラクトオリゴ糖の増加で、腸内環境が改善される
バナナを加熱することで、フラクトオリゴ糖という成分が増えます。
バナナには、このフラクトオリゴ糖と水溶性食物繊維が含まれているのですが、
・フラクトオリゴ糖→善玉菌のエサとなり、善玉菌の増殖をサポートする
・水溶性食物繊維→水分を多く含み、便を柔らかくしたり、腸内の善玉を増加させて環境を整える役割を果たす
この2つの相乗効果により、腸内環境の改善が期待できます。
善玉菌とは?
悪玉菌というカラダに害を与える菌の増殖や定着を予防して、害のある物質を体外へ排出する手助けをしてくれる菌のこと。
主な善玉菌はこちらの3つ↓
- ビフィズス菌→大腸にいる。乳酸などをつくり腸内環境を整えている。
- フェーカリス菌→小腸にいる。他の2つの善玉菌の増殖をサポートしている。
- アシドフィルス菌→小腸にいる。他の2つの菌よりも特に乳酸をつくる能力に優れている。悪玉菌の増殖を抑えてくれる。
ホットバナナのつくりかた
ホットバナナの作り方は簡単です。
- バナナの皮をむいて、食べやすい大きさに切る
- 電子レンジで40〜50秒ほど加熱する
甘さがぐんと増しておいしいですよ。
オリーブオイルやシナモンをかけると、美容効果がアップしますよ。
おすすめ② : ホットアップル
「1日1つ食べると医者いらず」と言われるほど、カラダに良いリンゴ。
加熱するとオリゴペクチンが増えるのですが、このペクチンが増えることで
・便秘解消
・ダイエット効果
が期待できます。
便秘解消とダイエット効果
リンゴに含まれる食物繊維のペクチンは善玉菌を増やす働きがあります。
ペクチンにより増えた善玉菌の活躍で、脂肪や害のある物質を体外へ排出し、腸のはたらきを正常にてくれることで、腸内環境の改善・便秘解消につながります。
このペクチンは加熱すると9倍にも増えるそうです。
また、抗酸化作用を持つポリフェノールも豊富。
ペクチンもポリフェノールも皮と果肉のあいだに多く含まれるので、皮ごと食べましょう。
ペクチンとは?
リンゴに含まれる食物繊維のこと。
ペクチンの主なはたらきは↓
- 水に溶けるとゼリー状になるため、水分のなくなった便を柔らかくしてくれる
- コレステロール値の上昇を抑えて、動脈硬化を予防してくれる
- 善玉菌を増やしてくれる
ホットアップルのつくりかた
- りんごを皮ごとスライスする
- 電子レンジで2〜3分ほど加熱する
しんなりした食感がたまりません。
シナモンをかけると、これまた美容効果がアップします。
ホットミカン
ミカンのヘスペリジンという成分が血流を改善し、血管を強くしてくれます。
加熱することで、さらにその効果が高まるのですが
・血流改善と血管力アップ
・免疫力アップ
が期待できます。
血流改善と血管力アップ
ミカンに入っているヘスペリジンが血流の流れを改善してくれ、サラサラにしてくれます。
冬至の日にはゆず湯に浸かる習慣がありますが、これもゆずに含まれているヘスペリジンが血流の流れを改善し、ポカポカにしてくれることからゆずを使うようになったのです。
さらにヘスペリジンは、カラダの内側にもしっかりはたらきかけ、巡りをサポートしてくれることで血管力がアップします。
免疫力アップ
ミカンにはビタミンCとヘスペリシンが多く含まれているのですが、この2つの成分はわたしたちの健康的な毎日に必要不可欠です。
不足してしまうと、血流の流れが悪くなり、血管力も弱くなり、結果的に免疫力が下がってしまいます。
このビタミンCとヘスペリシンはカラダの中であまり蓄えることができないため、ホットミカンにして食べ物から取り入れることで、免疫力もアップしハツラツな毎日をおくれるのです。
ヘスペリシンとは?
ミカンやゆずなどの柑橘類の皮や袋の含まれるビタミンのこと。
カラダの中にあまり蓄えるいことができないため、積極的に食べ物から取り入れる必要あり。
ヘスペリシンの主なはたらきは↓
- 血流改善
- 血管力アップ
- 免疫力アップ
- 内側からキレイに!
ホットミカンのつくりかた
ホットミカンと言われてピンと来なくても、”焼きミカン”なら知っているのではないでしょうか?
昔から食べられている方法ですが、
- 皮ごとミカンをアルミホイルに乗せる
- トースターで5分ほど加熱する
トースターがなくても、魚グリルやフライパン・ストーブでもOKです。
「みかんってビタミンCも多いし、焼くとビタミンが失われるのでは?」
という疑問が思い浮かぶのですが、皮ごと焼くことで皮に守られてビタミンは失われませんので安心して焼きましょう。
焼き芋感覚でホクホクのミカンを食べてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
気温が下がると、フルーツを食べる機会が少なくなりますよね。
でも、フルーツは少し温めるだけで食べやすくなるだけでなく、美容・健康効果もアップするんです。
ホットフルーツのおすすめとしてバナナ・りんご・ミカンを紹介しました。
どれも簡単なので、朝食やおやつタイムに食べてみてはいかがでしょうか。
寒い冬にはホットフルーツで、キレイと健康を手に入れましょう。